ご自身が起業される前、けんと放送でのお仕事について教えてください。
逸見:
大学を卒業して、ラジオパーソナリティとして(株)けんと放送に入社しました。3年半ラジオの仕事をやらせてもらって、一度退社し、26歳でラジオと英語を勉強するためにアメリカに渡りました。帰国後、再びけんと放送に入り、31歳で取締役に。経営に携わるようになってしばらく経った頃、放送局が入っているプラーカ3ビルにあったレンタルオフィスの会社が撤退すると聞き、それならうちで引き継ごうということになって、改装して「Hub Station KENTO」として新たにオープンしました。今年で8年目、お客さまは徐々に増えて、現在90社前後の企業さまにご利用いただいています。
起業家をバックアップする会社「スナップ新潟」を立ち上げたきっかけは?
逸見:
もともとは、花角知事や新潟経済同友会さんが重要施策の一つとして「起業・創業」を掲げ、民間スタートアップ拠点をいくつか設置するという動きがあったので、それに手を挙げたというわけです。当社のレンタルオフィスにも、すでにベンチャーとか若い起業家が契約し始めていましたし、本当はこれをスタートアップ拠点として申請してもよかったのですが、「起業したい」と相談に来た人に、対応する僕が起業未経験ではいけないと思い、「スナップ新潟」を起業しました。これから起業したいという人と同じ目線に立って、初めて共感できることがあるのではないかと感じたからです。